AIで「論理的思考力」を鍛える本
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AIを使って速習するあたらしい入門書
過去に読んだ、論理的思考とは何かという本で紹介されていたものと組み合わせることによって真価を発揮できそう。
本文中に何個か数式が登場するが、このような本で書かれている数式は単位がそろっていないし、方程式はどれが求めたい変数なのかもわからないので胡散臭い。何となく伝えたいことはわかるが、本書で定義が大事と言っているのに、そこの定義があいまいだと矛盾しているような気がする。まぁでもプレゼントか説得力が必要な場面ではこのような数式の方が説得力が高いのかなぁ。いちいち定義を気にするのは理系ぐらいだよね。
フレームワークとは、思考の枠組みと言われますと書いてあった。フレームワーク=思考の枠組みではなく、フレームワーク=枠組みだと思うんだけど。
論理的思考の流として、情報を整理する→問題を分析する→結論を伝えるが紹介されていた。本当にこの手法しかないのか?上述の、論理的思考とは何かの書籍と照らし合わせて考える必要がある。
情報の整理には、もれなくダブりなくのMECEを使うべきだという記述があった。これは有用だと思うので、MECEのプロンプトをいつでも出せる状態にしておきたい。Gemを作るのも一つの手かな?
分析に使えるフレームワークとして、ロジックツリーが紹介されていた。これは、問題を構造的に分解して、要素ごとに整理して可視化するフレームワーク。問題の細分化をするときに使っていたものそのもの。ロジックツリーには二種類あり、課題分解ツリーと解決策ツリー。でも本書を読む限り、どちらも細分化を行っているので、本質的には同じなのではないか。プロンプトとしては、○○の問題についてロジックツリーを用いて分解してくださいというのでいいらしい。これに背景の情報を加えるべきだと思うけど。
伝達に使えるフレームワークとしては、PREP法やピラミッドストラクチャーが紹介されていた。ピラミッドストラクチャーの方がPREP法よりも複雑みたいなので、時間がある時はピラミッドストラクチャーで伝達するのがいいのかも。本書によると、PREP法の方が厳密で簡潔らしい。じゃあPREPでいいじゃんと思うんだけど・・・。なんか本書を読んでいると、ピラミッドストラクチャーはPREP法の基盤となっている(別物ではない)とも言っている。言っていることが滅茶苦茶な気がする。詠み進めていくとまずはピラミッドストラクチャーで図を使って分かりやすく可視化をして、そのあとでPREP法の表現にする、つまり、まずはピラミッドストラクチャーで記述し、それを基にPREP法の文章を作成するという風に使っていた。本当の使い方はこのように順番に使うのが正解なのではないか。これは今後も使えそう。
問題の本質を見つける手法として、なぜ?を繰り返すことが大事だと言われていた。それには同意する。が、当たり前のことを言っているだけでは?本書ではなぜ?を5かい繰り返すと良いと書かれていた。それはそうなんだろうけど、実体験として、なぜ?を繰り返したらループしてしまい、原因が分からなくなってしまうということが度々あった。それの解決方法とかも書いてあるのかな。一つの解決策としては、AIになぜ?分析をやらせる方法が紹介されていた。3階層のWHYツリーをMECEで構成し、ツリー形式で出力して下さいみたいなやつ。なぜ?がループしてしまうのは、考慮している情報が不足している可能性があるので、AIに入力するときは、不明な点があったら聞いてみたいなのをプロンプトに加えて聞くとループしてしまうことがなくなるのかも。
AIの出力指示子について。昔はJsonで出力してと命令してもたまにjson形式でないという事件がたまにあったが、最近のAPIは出力形式を指定するパラメータがあるおかげでそういうミスがなくなったらしい。これは、例えば出力文字を1000字以上にしてとか、出力をツリー形式にしてみたいな少し抽象度が高い命令にも適用されるのかな?どうななのかな?とふと思った。
これまで自分でメモアプリを作ってきた。これは自分の考えていることを言語化して整理するためだが、メモアプリは現状文字の入力しか受け付けていない。ただ、本書で思考の言語化をするうえで図の描画による可視化も有効だと言われていたので、そのような機能を実装すべきではないか。
読了後の感想:
あらすじ、というか冒頭に、「本書は単なるハウツー本ではなく・・・」と書かれていたので、素晴らしいことが書いてある、大衆的ではないことが書いてある面白い本なのかなと思い読んでみたが、ふたを開けて見ればありきたりな、当たり前のことを言っている本だった。ただ、この本を読むことで多少は自分のAIの使い方を見直せたり、インスピレーションを受けることができたのでその面ではよかった。